[公開講座]Thunkable.Xで自分だけのスマホ・アプリを作る
|Thunkable.X を使ったスマホ・アプリの作成
第一工業大学東京上野キャンパス 情報電子システム工学科
陳 研究室 (http://chenlab.net/)
スマホ・アプリ開発
世界の携帯電話契約数は世界の人口を上回った。携帯電話中スマホの普及率は67.4%、スマホの販売数はパソコンを超えた、動画視聴ネットショッピングに使用する機器は、スマホがパソコンを超えた!! スマホ・アプリ開発人材不足のため、求人が増えた。
スマホ・アプリ開発方法:
- 従来のプログラミング
- ビジュアルプログラミング
Thunkable.X とは
- アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT):世界一流大学、スクラッチ開発
- MIT App Inventor : MIT開発したAndroid対応アプリ開発ツール
- 一部MIT App Inventor開発者がスピンアウトし、独立してThunkableを開発。
特徴:
- iOS, Android 両方対応ビジュアル プログラミング
- コーディングなし、プログラムの部品をドラッグ&ドロップで組み合わせるだけでできる。
- 使ってみたいアプリを自分で作る
- ひらめいたアイデアは素早く形に
- プロトタイプにも適する(アイデア検証して、本格開発は業者に依頼)
- 実用のアプリ開発も可能
- Apple Store, Google Playへ登録可能
準備するもの
- ノートPC – Webブラウザ
- WebブラウザのChromeかFirefoxを推薦。IEはサポート外
- Google アカウント
- 公開講座では大学が用意したお試しアカウントも使えます
- iOS, Android 機材(スマホ or タブレット)
- 解約したWiFiだけ使えるものでも良い
- Thunkable Liveという無料アプリを予めインストール
- 無線LAN(WiFi) あると便利
- 公開講座では大学が無線LAN(WiFi) 用意します
Thunkable.X のチュートリアル
ツール表示文字は英語のままですが説明は日本語です。わからない単語あれば先生に聞きましょう。
Kittyというネコの画像をタッチすると、「ニャー」と猫の鳴き声がするアプリを作ってみます。
素材の準備
チュートリアルページまたは下記のリンクよりダウンロード
Thunkableに登録
まず https://thunkable.com/ を開いて、gmailのアカウントでログイン。
iPhneとAndroid両方サポートするCross Platform Xと、Classic Androidがありますが、 Cross Platform Xを選択してください。
プロジェクト作成
画面上Create New Projectをクリークし、新規App作成します。アプリ名は「Helloネコ」とします。
アプリデザイナー
1)画面に、ボタン部品を配置し、Kittyの写真をアップロードして、ボタンに猫の写真を配置。
2)画面に、Sound部品を配置し、Meowの音声ファイルをアップロード、Sound部品とリンク。
デザインしながら、実機で見るのは、Apple StoreからThunkable Liveというアプリをインストールしてください。「Live Test」をクリックして、バーコードをアプリ「Thunkable Live」に読ませて、実機でデザインの様子をみてください。
アプリのロジック
3)アプリのBlocks画面に切り替え、ボタンクリックのブロックに、「ニャー」と猫の鳴き声がするように組み立てる。
ライブテスト
トップメニューからLive Testを選択すると、テスト用スマホに接続を試みます。
テスト用スマホにThunkable Liveアプリを立ち上げ、Thunkableに登録する時と同じgoogleアカウントでログインして下さい。
ライブテストは先ほど作ったアプリのテストはできますが、アプリをスマホにインストールしたい場合はダウンロードとインストール手順も必要です。
ダウンロード
トップメニューからDownloadを選択すると、しばらくすると、ダウンロードリンクがメールで届きます。テスト用スマホからメールを開く、先ほど作ったアプリのインストールが開始します。
現在の仕様では、一つのアプリのみダウンロードできます。新規ダウンロードしたアプリは、古いのアプリを上書きします。
自分が開発したアプリを複数インストールしたい、またはお友達に共有したい場合は、アプリの公開を考えましよう。
アプリの公開
トップメニューからPublishを選択すると、Google PlayまたはApple Storeへアプリの公開(有料)ができます。予めGoogle PlayまたはApple Storeのアカウントを登録する必要があります。
追加制作内容
作ったアプリに機能追加
- 画面の追加
- カエルの画像と音声
- Forg picture: flog_400x400-300×300.jpeg
- Meow sound: forg.wav
- 猫の画面とカエルの画面のスワイプ
(Tab Navigater利用)
新規制作内容
新たに一時はやりの「100万のタマゴ」アプリを作る。
- 画面の追加
- たまごの画像
- と叩くの音声
- 叩く回数をカウント
- ラベル (Label) を追加、Textに0
- 叩くと Label1.Text = Label1.Text + 1
- たまごの画像
MIT App Inventor 2 日本語版、起動しました。スクラッチのようにブロックを組み合わせてスマホのカメラやセンサーを使った本格的なスマホアプリが簡単に作れます。作ったアプリはGoogle Playで公開することもできます。ご利用は無料です。お気軽にお使いください。
https://appinventor.tmsoftwareinc.com/